2021年6月29日火曜日

Spoiler Alert!: Ms. Yuh-Jung Youn from "Minari"

 "Minari" is a motion picture released in 2020, and regarded as one of the best movies of the year.


※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあるかもしれません。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。


今回は、その「ミナリ」から。

映画そのものについてのレビュー、というよりは、素晴らしい演技で第93回アカデミー助演女優賞を受賞したユン・ヨジュンさんから、英語を学んでみましょう!


この映画で、賞を総なめにしたユン・ヨジュンさんの、英語でのスピーチを聞きましたか?


そのスピーチも、素晴らしい、の一言に尽きます。


御年74歳だそうです。

母とほぼ同い年。

ここで言いたいのは、うちの母が、ユンさんほどのスピーチを英語でできるだろうか?(いや、できない)

ユンさんは、アメリカ合衆国での生活経験もあるご様子。

その点でも母と比較にしようがないのですが、それにしても、です。



まずは、BAFTA: British Academy of Film and Television Arts にて受賞した際のスピーチがこちら。


Yuh-Jung Youn's Wonderful Speech for Winning Supporting Actress for Minari | EE BAFTA Film 2021



凄いんですよ。

アクセントがどうこうとか、文法だのそんなこたーどうだっていいんです。

会場の人たちを、爆笑させてるんですよ?!

そりゃ、俳優としてのキャリアもあり、人前で話すことには慣れているでしょう。

演技もお手の物だとは思います。

ただ、それら全部を入れて考えても、凄い。

自分の立ち位置、見られ方、受け止められ方などの客観性と、それを瞬時に実行する能力ですよね。

母国語じゃない言葉で話す時って、母国語の数百倍頭を働かせないといけないんですけど、そんな苦労や努力は一切見せずに、軽やかに強烈なユーモアをぶち込んでくる辺り、脱帽。


これは、海外のニュースでも話題になりました。

Please google, you will find lots of news article on her "recognized by British people known as very snobbish people and they approved me" line. 



そして、アカデミー賞を受賞した際のスピーチがこちら


Yuh-Jung Youn Wins Best Supporting Actress | 93rd Oscars



Literally, I cried the tears of joy and laughter over her speech, and the sense of her politeness, gratitude and generosity brought up a lot of emotions to me all at once. 

Was there a script prepared? Of course it must have been! But the delivery of that prepared script, the speech was up to her at that moment when she was on the podium. 


映画での演技もとても自然で素晴らしかったのですが、それを凌駕するぐらいのインパクトと、ユーモアと、暖かな視線と、感謝の気持ちと、そしてまたユーモア(笑)で会場を一気に引き付けるこの凄さ。

いやぁ、凄い、としか言葉が出ません。



このアカデミー賞スピーチも、ニュースで話題になりました。

ブラッド・ピットさんに「初めまして」という辺り、もう…

(注:ピットさんが創設、CEOを務める Plan B Entertainment がプロデュースしたのが、この映画「ミナリ」。ユンさんにとっては出演した映画のプロデューサーたちのCEOにあたる。)




ユンさんのこのスピーチは、英語が母国語ではない私たちが目指す大きな方向性のひとつとしてとても良い例だと思います。


ネイティブはネイティブなりの、外国人は外国人なりの、それぞれの良さを活かす。


それでいいんじゃあないでしょうか。

Be proud of who you are (in your mind, that is)

 今回は、英語を学ぶ上での心構え(第一回目)についてお話します。

個人的な意見のため、異論反論あるかとは思いますが、あくまでひとつのご提案です。

合わないと思う場合には、サッとページを移動して頂くようお願いします。




日本文化そのものに深く根差しているのが、

「謙譲の美徳」です。

出る杭が打たれるのは、どこの社会でも五十歩百歩なので、それはアメリカ合衆国であれイギリスであれそして世界中どこの国でも、同じです。

ですが、世代が変わっただのなんだかんだと言われますが、やはりある程度の「控え目さ」が一般的には受けがいい、大多数から良しとされる、その風潮が強い社会の一つ、が日本だと思います。


Mind you, being very different is usually considered as "being weird" in any society, culture and groups all over the world, to some degree. 

But in Japan, standing out of a crowd easily and almost always equals to "being wrong, or bad", maybe. Is this only me?


なので、日本で生まれ育った場合には、意識していなくても、控え目であれ、という訓え(おしえ)は刷り込まれているはずです。


When you start to learn English, and when an occasion comes where you have to speak up or do some presentation in English, what's "being different" = "being wrong" in that situation?

Unless all the participants of that occasion is all non-native English speakers with limited English skill, you would be "different" then you think it's bad or wrong if you can not speak like a native English speaker. 


考え方を変えたほうがいいのが、この点です。


ぶっちゃけて言います。別にネイティブスピーカーにならなくて良いです。

ネイティブっぽく話す必要もありませんし、

むしろ、なれませんし、ネイティブっぽくなんて話せません。

いわゆる(あまり良くない意味で通常ネイティブから言われる)「外国人・外国語アクセント」


これが無い英語を話せるようになる時期は、通常は成人前ですし、成人前の学校で英語をネイティブとして使う環境は、日本ではもの凄く限られています。

そしてまた、そういった環境にあったとしても、その地域・文化によるいわゆる「方言」はもちろん英語でもあります。英語圏内での「方言」はネイティブと括られるので、外国人アクセントとは思われないですが。


I always admire and respect people from other Asian countries, especially from India or China, in ways that a lot of them are not afraid of speaking English in their own accents. 

And my guess is that it's because their purpose isn't perfect English without any accents, nor hiding where they come from.

They want their messages and thoughts reach others in English.


伝えることが大事です。


やはり、英語が母国語の人たちの話し方は英語として聞きやすいですし、そこを常に目指す、という方向性があることは、良いことだと思うんですよね。


ですが、そこを最終目標にしてしまうと、達成するのが難しいかどうかというよりも、いろいろとズレるんです。


別に、ネイティブっぽく話さなくても英語は通じます。

I am one of those non-native English speakers. 

Do I sound like a Japanese in English? OF COURSE I DO! I am from Japan.


But I notice that there is a certain threshold, though, when your English is easily understood by native English speakers, or it's difficult to be.


So, rather than trying to speak "like" a native speaker, I think it is more achievable and productive to try to speak clearly, with correct sound you can produce possible, and with the intent to correctly convey what you want to say.


通じる・通じない、の英語の差は確かにあります。

外国人の方々が話す日本語を思い出してみると、分かると思います。英語でも全く同じです。


細かな一つ一つのポイントなんです。言葉の言い方ひとつ、あとは全体の表現(それを英語の授業では構文とでも言うのでしょうか)としても。

母国語は、その情報量が膨大なんです。

いわゆるオートコレクトみたいに、例えば相手の言葉がある程度聞き取れなくても補完して理解できますし、相手もこちら側が日本語が母国語という前提で聞いているので、その共通の理解が、会話をスムーズに進められる理由です。


当たり前ですね、生まれてから今までの全ての蓄積ですから。

外国語は、その蓄積が圧倒的に少ない。日常的に接する機会も少ない、言ってしまえばただそれだけのことなんです。

それを解決する方法は明快です。

絶対的な量を増やす。これに尽きます。

ただし、効率よくその量を、ある程度の質を重視して増やすのが大事であり、そして難しいところかもしれません。


正直なところ… 海外ドラマや映画での台詞を聞いて、理解して、みたいな方法は、楽しいですし、導入や息抜きとしては良いのですが…

それをメインの学習方法にするのはお勧めしません。


原作が英語で出版された小説・説明書などを地道に読むのが一番です。

興味のある分野の本なら、そして既に知っている分野であればなおさら、分かりやすいですし、単語の10や20分からなくても読み進められます。

(実際には、10や20の分からない単語をいちいち調べることが苦にならないはずです。知りたいという欲が出てきますから。)


特に大人になってからは

(というかその前だって、英語のネイティブスピーカーの方々、聞くという作業だけで楽をして学んではいないのです)

「~して自然に」学ぶみたいな方法は楽しい=楽ですが、あまり身になりません。


自然に英語が学べる環境じゃないんですよね、日本国内は。

そして、楽に覚えたものは、すぐ忘れます。


Therefore, first, please, you don't have to parade and say this out loud, but at least in your mind, please be proud of who you have always been. Your native language is Japanese, and that is what it is.

Your English skill doesn't define who you are. 

It's just a tool. One of the many you have.


Second, let's try and figure out on your own, the best way you can improve your speech. In person, I can come up with techniques and methods that suit for each individual. 

I will lay out all of them that I learned so far, from now on, on this blog. From tiny ones to ones that seriously matter. 

Which ones apply to you? 

Let's see. :-)

2021年6月27日日曜日

Spoiler Alert!: All About Steve

 ※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあります。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。



今回は、アメリカ合衆国では2009年に劇場公開された、「All About Steve」から。

英語での説明も交えつつ、英語の表現を学んでゆきましょう!


So, this entry is all about the movie: "All About Steve".

邦題は「ウルトラ I LOVE YOU!」

To tell you the truth, I genuinely love BOTH titles. Maybe I like the Japanese title better.  


あ、内容はですね、何というか…

I'm not sure if this movie is a chick-flick or dick-flick or somewhere in between or whatever, but you can just watch this movie casually. Def and unmistakably a comedy, no big crying or huge tears, nor anyone gets killed. So kick back, relax, and just turn this movie on. 

とても気軽に観られるという点が、大好きなコメディー映画です。


This movie was released in 2009 in theaters in the US. 

and I say this from the deepest bottom of my heart, it's so sad that this film was only released with DVD in Japan.


This film was proudly nominated for five categories of Golden Raspberry Awards, only to win just 2 out of 5. I'm telling you, this movie deserves all of the five awards nominated.


ゴールデンラズベリー賞。or shortened as Razzies or Razzie Awards.

その年の、最も、素晴らしくなかった作品へ授与されます。

アカデミー賞(the Oscars)の前夜に通常、授賞式が行われるという、権威ある(?)賞ですね。

そんな点からも、邦題は素晴らしいと思います。

読んで一瞬で、あぁ、ラジー賞、うんうん、だよねー、って印象受けるじゃないですか?!


なお、原題の All About Steve についても、you will see the meaning of the title after 30 minutes in or so if you don't give up and keep watching this film.



少し映画からズレますが、ラズベリー。

日本ではあんまり、スーパーとかで「ラズベリー」とドーンと果物コーナーにはないですよね。冷凍とか缶詰では見かけますが。

海外ではどうなんでしょうね?量り売りとかしてるのかな?


ベリー系で言えば、日本ではイチゴがやっぱりメイン。

その Strawberry には、そういう印象は無いらしいのですが… 

印象というか、表現での使われ方が日本語と英語で真逆な果物もあります。


例えば、レモン。

日本だとレモンスカッシュ!レモンサワー!的な爽やか・サッパリ!な良いイメージですけど、英語では結構、反対だったりします。

IF you google with keywords like "lemon" and "expressions" or "idioms"... you know what I mean.

今回改めて調べると、いやぁ… レモンが可哀そう。ドイヒーです、英語での扱い。


で、話しを戻してラズベリー。

ラズベリーそのものに、レモンほどドイヒーな使われ方は無さそうなのですが、

"Blowing a raspberry" という表現がありましてですね…(しないで下さいね、特にコロナ禍の今したら…汗)

別映画ですが、よく、ミニオン達がお互いに向かってくちびるをブルブルさせながら息を吐き出す、あれです。

基本的に、良い表現やジェスチャーではないので、なさらぬよう。


そんな表現の呼び名としても使われてしまうのも、ワーストナンバー1の賞の名前として「ラズベリー」が入っている理由なのでしょうか。


Officially, it seems the origin of the awards name, or the expression of "blowing a raspberry", both are totally random, and there's no clear relation between those expressions and raspberry. It appears to be ambiguous.


レモンはともかく、ラズベリーにとっては、まさに青天の霹靂というやつですね…



そのラジー賞授賞式にまで、受賞のため主演女優として堂々と出向いたのが、サンドラ姐さんこと、サンドラ・ブロックさん。

And she is one of the very few who won both Razzie and Oscar in the same year. She won the Academy Award for the Best Actress with "the Blind Side" the day after Razzie.


全く面識も何もないのに、失礼を承知で、愛情を込めてファーストネームでもう一度。

サンドラ姐さん。


Sandra was hilarious in "All About Steve". Her performance went over the top (in a good way), and I truly think the actors, their acting, plot and everything in and about this movie were... not so bad. In fact, I got a bit emotional at the end of the movie.


職業:クロスワード作家、というかなりレアな設定に加えて、ずーっと喋り続けている少し(かなり?)ウザいメアリー役の巧いこと。


ただし、クロスワード作家だけあって、物知りです。彼女の説明をじっくり聞くだけでも、英語学習としてはとても役に立つはずです。


テレビ局員たちが多かれ少なかれイケイケ(死語)で、テレビ局員以外の人たちを少し下に見ている感じというのは、日米共通なのかもしれないとか。

一方、the people who usually and sadly tend to be called "nerds" or "weirdos" are portrayed in detail with nice intention and affection, or so I felt. At least I did not feel uncomfortable with the way those non-TV personnel people appeared in the movie.

そして、そんな人たちに、であれ誰であれ何に、であれ、真向正面から堂々ガチ勝負(っても試合じゃないですが)で向かってゆく、接するメアリー。

She always is so energetic and I think she really is a sincere person.

有り余るパワーに満ち満ちた役を、サンドラ姐さんが嬉々として演じていて、観てるこっちまで元気になります。


相手役は今をときめくイケメンスターの Bradly Cooper, and Ken Jeong is playing one of hsis colleagues. 

その他、あまり見ない俳優さんが多いですが、どの方々も少し素人っぽい感じが(演技ですよね、はい)この映画にピッタリ合っています。


I wouldn't say this movie is worth the Oscars or Golden Globe, but I don't think this is such a bad one, either. There are lots of humor, fun characters, funny characters, impossible accidents, and just a bit of bittersweet moments.


Too much of bits of everything? Maybe so. But still, I can't help watching this movie, over and over, again and again, especially when I feel empty or don't feel like doing anything.

After all, Mary is a crossword puzzle writer and she is out and proud and happy as she is.



今回の映画の内容が内容だけに、少しスラング寄りな内容になりました。

いわゆる日常会話だったり、映画やドラマでの何気ない台詞って、ほぼスラングだけだったりするんですよね。

外国人、外国語としてこちらから使うことはあまりないかもしれませんし、使う時には時と場所に気を付けないといけませんけど、聞く分には分かったほうがいいですからね。


Wrapping up today's entry; ウルトラ I LOVE YOU! SANDRA!!!

and

邦題が、原題を越えることもある。


See you in the next entry!

2021年6月25日金曜日

Spoiler Alert!: ARRIVAL

※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあります。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。 




今回は、2017年公開の映画、「メッセージ」から、英語を学ぶと言うよりは、ほぼ、レビューです。

感想を英語も交えて書いたので、そこで様々な表現を英語で学んでゆきましょう!


The original title is "Arrival."

When I hear the word, the first thing that comes to my mind is one of the famous ABBA's albums.

ですが、これは、あのABBAと、この映画には全く関連はありません(笑)

別Sci-Fi映画の「オデッセイ (原題 the Martian) 」ではとても効果的にABBAの曲が使われていましたが、そういう捻りも関連も、この映画はABBAとは、全くありません。ってそんなに何度も言わなくてもいいんですが。


さて。

The Japanese version of the title isn't so bad this time. This movie IS about messages, in a way.

ですが、映画の原題の意味も重要です。

その前に、原作なのですが、さらに題名が違います。


The movie "Arrival" is a film adaptation of a novella: "Story of Your Life" by Ted Chiang. 


Story of Your Life. 


敢えて日本語には訳しませんが、そういうことです。

Then, with the film adaptation, the creators changed the title to "Arrival".


残念ながら、まだ原作の短編を読んでいません。

ただ、この題名の違いが、この映画を観た時に違和感を感じるか、納得するかに影響してくる気がします。

When I was focusing too much on the "arrival" of extraterrestrial, and the Sci-Fi aspect of the movie, I didn't feel the story made a good sense. I'll explain it in details later in this article.



The heroine, the protagonist is Dr. Louise Banks, and she is an acclaimed linguist, played by Amy Adams.


出ました、エイミー・アダムズさん。


よく、「誰が出演してるの?」「~が出演する映画だよ」といったことを、

"Who's starring (in the movie/film)?" みたいに表現します。

or maybe simply saying "... was in the film" でもいいのかもしれませんが、ただ、「~の映画に居た」っていうだけの表現に聞こえるのかも。

出演していた・その映画に役者として出ていた、という意味を込めるのであれば、is starring, was starring 一択で、迷わず言うのが楽です。


人の好みはいろいろだと思いますが、

In my opinion she really is a great actor. She maybe is too good to be praised as a big, fancy star (she is, though) since her acting is truly remarkable and so natural and effortless to the point that we forget it's Amy playing a role, and we almost think that she IS that character herself. 

(映画全体の評価がどうあれ)いつもですが、アダムズさんの演技は、今回も素晴らしいの一言。


宇宙からやってきた物体と何らかの方法で意思の疎通を図るために、彼女は言語学者(コミュニケーションのスペシャリスト)としてアメリカ軍から協力を要請される… という内容。


This reminds me of another movie (and a novel), "Contact".


コミュニケーションの手段や舞台設定は全く違いますが、どちらの映画も結果として辿り着くところは、少し似ている気もします。


台詞の一つ一つなどを書いてしまうと詳しい内容が分かってしまいそうなのでそれはしませんが、この映画で一つのテーマとなるのが「言語と思考」です。


というか、多分、言語≒文化 と捉えると、確かに文化と考え方って関係するよね、という感覚でしょうか。

ある言語を話す人は、その言語特有の思考をする、と。


あまり納得できなかったのがまずこの点ですね。

母国語であれば、確かにその言語に考え方・思考は左右されるとは思うのですが、

一般的には、新たに外国語を学んでも、思考そのものがその外国語に変化はしないような気がするんですよね。

その外国語特有の思考を「あぁ、そういう見方をするのね」と客観的に理解はできるようにはなると思いますが…

そこが引っ掛かった点の一つでした。


And that part is where I first did NOT like this film on.



映画公開当初、

某お菓子「ば〇うけ」が飛来してきた、

とか

XXがXX吐いてるだけやん、

とか (ある意味そう見えるかも…)

いうレビューもあり、映画館では観なかったことを、今では少し後悔しています。


原作のタイトルを知ってから、感じ方が変わりました。


Now, this is one of my all time favorites.

First, the sound and the visual are simply stunning. I wish I experienced this movie in an IMAX theater.

Second, the acting of the main characters are (as always) superb. especially Amy and Forest.



冷静に考えれば、「えー、そんなの無理やーん」とか「あり得ないでしょ」と思うところは多々あります。

リアリズムを求めると、SF映画はどれもそんなものかもしれません。

この映画の良さはそこではないと思います。

エイミー・アダムスさん扮するバンクス博士の勇気と決断に、僕は心を動かされるのであって、多少のつじつまが合う合わない、とか、現実的にあり得るかどうか、は、この映画のテーマとしては、あまり問題ではない気がします。


In the end, both titles "Arrival" and "Story of Your Life" might mean the same thing, or at least, deeply connected and intertwined in the story. 

And "Arrival" also was the "departure" in this film in a way.


多分、映画館で観ていたら映像と音の凄さに全部持っていかれていたかと。

それぐらい、いい映画だったと思います。



感想ばかり書いていてもつまらないので、最後にこの映画から英語表現をひとつだけピックアップ。


”It reads …"


どのシーンでバンクス博士が言っていたか思い出せますか?

サラッと言うので、聞こえていても気が付かないかも?



この表現は、読み方(呼び方)を説明する時にとても重宝します。


例えば、「タカユキ」と片仮名で名前を書いた時、

"It reads TA KA YU KI."   

タカユキ、って読むんです、と日本語が読めないけれど英語が通じる人に

説明する時に使えます。



この文字はこう読むんです なら

"This letter reads ..."


~の音声での読み方、を表現するにはうってつけです。


読み方そのもの、というより、こんな内容だよ、という時には、

It says... という言い方も有効。

I think the two are interchangeable to some degree, though


It から reads の音の繋がりがちょっと大変ですが、そこは焦らず急がず端折らずゆっくりしっかり発音しましょう!

2021年6月21日月曜日

MUSIC!

 Madonna さんのアルバムにもありましたね、「MUSIC」

さすが、the Queen of Pop. 


さて、それが Pops であれ Rock'n Roll であれ Hip-hop であれ、音=(空気を伝わる)振動 をいろいろと工夫して「音楽」になるのは全部同じですよね。


私たちは日常的に何等かの音楽を聴いて生活しているはずですが、じゃあ音楽について、英語で理解しようとすると、意外にも用語だったり、シンプルな「ドレミファソラシド」を英語でどのように言うのか、知らなかったりします。


そんな音楽の基礎を、今日は英語でおさらいしてみましょう!



(とはいえ、僕自身は音楽についてはド素人です。バイオリンを少し習いましたけど、全然身に付きませんでした。ということで、あくまで、音楽の基礎の基礎を、どのように英語で表現するかをご紹介します)


音楽、は as you already know, it's "music".

ドレミファソラシド、はいわゆる「西洋音階」で、表記方法のひとつです。イタリア語のもよう。

西洋音階が日本に入った時、その音階を日本語では、いろはにほへと、の日本語アルファベットで表現したみたいです。

つまり、世界中にある音楽の中で、別に「ドレミファソラシド」という呼び方が世界共通という訳ではないんですね。


オクターブ (octave) については後に詳しく説明しますが「1オクターブ」そのものが、オクト=8分割、という意味もあり、結果としてドレミファソラシ、ドで、西洋では1オクターブは8区分なのでしょう。

(かの有名なマライア・キャリーさんは7オクターブの美声で有名ですよね!)

ということで、from now on, this article is almost all on music developed in the Western culture, and about western music notation.


now, as I mentioned earlier, all sound is all about vibrations transmitted in the air, or through some material. And those vibrations can be measured as Hz: frequencies.

it seems that for human ear, one note (a certain band of frequency) sounds very similar to a note double of original frequency. therefore, in western music notation, the interval between one note and another  note double of the frequency is usually called a octave. 

↑オクターブ、について僕なりにまとめてみました。どうも、人間の耳には、ある周波数の音の倍の周波数が、似た音に聞こえるらしいのです。それが、オクターブ違いの同じ「ド」等なんでしょうね。


このドレミファソラシド、ですが、英語ではabc...で表現します。

それぞれの対応は、以下の通りです。

ド=C 

レ=D

ミ=E

ファ=F

ソ=G

ラ=A

シ=B


なぜ、Aから始まらないのか、と考えるよりも、

英語では「ラ=A」から音階が始まるのかしら?ぐらいに気楽に捉えていいんじゃないでしょうか。歴史的な起源(調べたのですが諸説あるらしいです)はともかく、英語での音階表現とその他の言語でも、西洋ではその国でのアルファベット表記かドレミのどちらかがほとんどのようですし。


さて、次に。

(長年見ていませんが)楽譜は score, sheet music。そしてその楽譜に書かれている五線は、staff と言います。

これは、職員さん、などのスタッフと同じ単語です。イギリス英語だと、stave とも言うそうですが、staff or stave, both would be "staves" as plural. 

その五線譜の線なのですが、英語だと lines。線の間は spaces。五線の上下にはみ出す加線のことは、ledger lines。この辺りはシンプルでいいですよね。


半音の上げ下げなんかも、sharp, flat というのは日本語でも同じ。


五線譜の一番最初(左側)にあるのが、「ト音記号」などの「音部(おんぶ)記号」ですが、英語では clef と言います。


ここで… ト音記号とかハ音記号など、トやハって何?!と思った方(はい、私です)。

ここでは何と、日本語の呼び方が利用されてるんですね。

↑の日本語(イタリア語)と英語の対応表に加えると、


ド=C=ハ

レ=D=ニ

ミ=E=ホ

ファ=F=ヘ

ソ=G=ト

ラ=A=イ

シ=B=ロ


ト音記号とはソ音記号(言わないですが)ってことなんですね。

そしてなんと!いろはにほへと音階では、「い」が「A」に対応しています!!!いろはにほへとはABC式なんですね。


音部記号は現在3種類、と日本語で調べると出てきたりしたのですが…

when searching in English, most results say that there are "4" common musical clefs.

they are: treble, bass, c, and rhythm.


Treble clef→ト音記号 ということで、高音部を表現する場合の記号なんですね。

その他はそれぞれ、

Bass clef→ヘ音記号 

C clef→ハ音記号


そして、海外では良く使われるのでしょうか、Rhythm clef も英語で調べると良く出てくるのですが、これはただ単にリズムだけを表現する(音階は表現しない)記号です。

日本語ではパーカッション記号と言うもよう。音階を表現しないということで、日本語では音部記号そのものとはあまり思われないんですかね。


ここまでの表現を振り返ると、日本語では、音楽用語はイタリア語や日本語が入り混じっていますよね。一方、英語だけで見れば、かなりシンプルというか、もう覚えるしかないというか(笑)


音符や休符についても、とてもシンプルなんです。

音符はnote(-s) です。休符はrest(-s)。

全音符とか二分音符なども英語でも全く同じで、

whole, half, quarter, eighth, sixteenth, がそれぞれ、全、二分、四分、八分、十六分…となる訳です。このwhole や half, quarter は時間や量の表現でもとても良く使われるので、慣れておくとすごく便利です。なお、本来8分の1、16分の1という表現は、one eighth, one sixteenth ですが、いちいち one eighth note というのが面倒臭いからでしょうかね。

(日本語でも8分の1音符とはいつもは言いませんしね。)


長調、短調はそれぞれ major と minor。そのほか、chord, pitch, rhythm, harmony などいろいろな用語もありますね。高音低音などの音階は、主にこの pitch という単語がカギになることだけ、今回お伝えしておきます。


音楽と言うより、楽譜についてここまで英語表現を学んできましたが、長くなってきましたね。

なので、今回は、最後に楽器の種類について触れて終わります。


楽器は、instruments, or musical instruments です。

日本では、音楽の授業で、楽器には~種類ある!と教えていたのでしょうか。遥か昔の記憶なので覚えていないのと、現在の音楽教育も分からないのですが、

There seem to be 5 major types of musical instruments.

Strings 弦楽器

Woodwind 木管楽器

Brass 金管楽器

Keyboards 鍵盤楽器

Percussion 打楽器


それで吹奏楽は「Brass」バンドなんですね。確かにフルートとかは吹奏楽部では…あれ?母校の高校ではあったような(笑)

木管楽器に、「Wind = 風」という表現が入っているのが、個人的にはとても好きです。

わたしたちの気管のことも、英語では windpipe 。


ということで、最後のほうが駆け足になりましたが、今回は音楽や楽器についてザザ~~っと学びました。

日本語と英語での表現の違いも、積み上げてきた文化の違いとも言えますよね。


so, wrapping up the entry this time: isn't learning in English fun and exciting?!


今回、音楽について改めて調べてみて、その言語「で」調べることってやっぱり素晴らしいなぁ、と感じた次第です。


See you soon in the next entry!

2021年6月16日水曜日

Spoiler Alert!: SOUL (and heart and music)

※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあります。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。 



流れに流れながらも、 昨年2020年秋の公開を心待ちにしていた「Soul」

その公開が更に流れて、日本では劇場公開が無くなってしまった「Soul」

YouTubeでのTrailerを何百回も再生しながら楽しみにしていた「Soul」


その「Soul」をやっと、Disney+で観ました!

ということで今回は、この映画の劇中の単語や言い回しから、英語を学んでみましょう!



邦題は「ソウルフルワールド」。

「ソウルフード」だとおふくろの味的になりますが、この映画は「ソウルフルワールド」。


やっぱり、「原題:シンプル」→「邦題:長くなる」のパターンですね。

ソウルフルワールド、という題名が果たしてこの映画に合っているのだろうか。

というより、(a/the) Soulful World と英語で元に戻したら、「Soul」というタイトルに込められたいろんな意味が一気に半減しちゃう。んじゃないか。


と、細かいことはここまでで。


その「Soul」です。


この言葉は、会話でもどこでも、よく使われます。「Body, Mind and Soul」という組合せでも聞くかも。または、Heart とか Spirit っていう言葉もそこに加わったり。


前々から、「Mind」と「Soul」あとは「Spirit」がどう違うのか、疑問でした。

Heart は何となく分かるんですけどね。

日本語に訳すと、心だとか精神とかマインドだとか、魂だとかそういうことなんですがそうではなくて、

英語という言葉に於いて、どのような違いを表現するためにそれぞれの言葉があるんだろうかと。

辞書の definition を読んでも、こういう違いってしっくりこなかったりします。なので、これは英語を英語で学びながら、自分なりに理解していくのが一番だと思います。

あぁ、こんな場面ではこっちを使って、そっちじゃないのね、とか。

あぁ、こっちもこっちも、どっちも使える時もあるのね、など。


Heart は、体の一部としてはご存じ心臓です。それを感情表現として使うのは、日本語にも通じますよね。

a broken heart (you broke my heart) とかは、あまりなりたくはないですが、でも誰でも時には感じますよね。

everyone told me to follow my head, but instead I followed my heart. などは(この映画ではなく)よく劇中で台詞として聞いたりします。ここでは Head と Heart が理性と感情、という意味で使われてるんでしょうね。

by heart は、暗記する、覚えちゃう、っていう意味になるので、これは heart だけど少し頭より?(笑)な表現なのかとも思えますが、ここで覚えるのは、台詞とか楽譜などが多いもよう。感情表現豊かな物事、だから heart が使われるのでしょうか。


Heart, Mind, Soul, Spirit, etc.

多分、ネイティブスピーカーに聞いても、それぞれの方でちょっとずつ違ったり、同じく感じる部分もあったりするんじゃないでしょうか。

日本語で、心や精神や気持ちや感情や魂といった言葉を、私たち一人ひとりが、大まかな部分で共通して理解しつつも、細かなところで込める意味が違うのと同じ。 


独りよがりにならず、でも自分なりに解釈するにはどうすればいいのか。


読みましょう。小説などを。もちろん英語そのままで、です。

小説が難し過ぎたら、子供向けの童話でもいいんです。

英語圏でだって、誰でも最初に読むお話は子供向けの絵本だったり童話なんですから。


赤ずきんちゃん、英語でなんていうタイトルか知ってますか?

ジャックと豆の木は?

というか、童話そのものをどう表現するんでしょうか?



(赤ずきんちゃんは Red Riding Hood です)

(童話は Books/Story for children/kids だったり、Fairy Tale とか。他にもいろいろ。)


英語圏で(というか、英語が母国語の家庭・文化で)生まれ育てば、自然に読んだり聞いたりすることですが、こういった基本の部分すら、意外と知らなかったりします。


本を読むのが苦手な方には少しツラい(汗)かもしれませんが、日本語だって読み書きそろばんは教育の基本です。

そうなんです、言葉を話す、というのは、ただ言語を学ぶことなんじゃなくて、「教育」そのものなんですよね。

英語についても同じ。読み、書き、そして聞いて総合的に学んで初めて、ネイティブに通じる英語ができるようになるんです!



さて、ちょっと話を戻して。

映画「Soul」です。

その、Soul なんですよ。地球上に生まれる前 (the great before) の、水色がベースで、いろんな色が混じっててかわいらしいモワっとしたキャラクターたちが、ひとつひとつ(ひとりひとり?)、Soul なんです。

この映画を観るに当たって、そこを意識すると、Soul とは何か、が分かりやすいんじゃないでしょうか。


その Soul が地球上に来て、いろんな生物(この映画では主に人間なのかな)として生まれるのでしょう。

地球に、世界中に「人間」として生まれるために、生まれる前にもいろいろと大変なんだね、なんて思ったり。


映画の舞台は、その the great before と the earth の二つ。

the earth では、主人公の Joe Gardner さんとその家族や仲間、そして 22 (twenty-two) が活躍しますが、劇中での登場人物の多くが、African-American です。

and as Black Improvisational Music and one of their great contributions to American culture, Joe's father introduces him to Jazz. 

劇中ではっきりと、黒人の人たちの文化、としてジャズが位置付けられています。


音楽ってすごいですよね。

Jazz 以外にもいろいろな Genre があります。そして、意外にも、音楽に関することって、英語では学んでなかったりするんです。


あちこち、話しが逸れましたが、次回のエントリーでは、その Music に関するあれこれを、英語で学んでみましょう!


and wrapping up today's entry: READ ENGLISH BOOKS! lol


最初はチンプンカンプンで当然です!!!とにかく御伽草子でもなんでもいいので、英語で英語圏の本を読みましょう!!!

2021年6月3日木曜日

Spoiler Alert: English Word Trivia: from the Disney Animated Film: MOANA

※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあります。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。 




日本では、2017年3月公開のディズニー映画。

「モアナと伝説の海」

The original title is simply "MOANA". 

こういうパターン多いですよね、元の題名がすごくシンプル→邦題が長くなる。

「モアナ」だけだと情報が少なすぎると感じられそうだからでしょうか。一般的に英語圏の映画の題名って数単語だけだったりしますが、その辺も文化の違いなのかも。


さて、この「MOANA」でも、とてもいい表現や言葉がたくさん出てきます。

特に歌は、英語で直に聞き取れると歌詞とリズムもピッタリですし、もっと楽しめますよ!

ということで、モアナと伝説の海、での単語をピックアップして、より英語を理解してみましょう。


主要キャラクターの一人、Dwayne Johnson さんが声担当なのが "Maui" ですね。

彼は、Demi-God として登場します。Demi- というのは一般的に 「"Full"ではない」、「半分」、「ちょっと(格的に)下」、という意味で単語の前に付きます。

他の一例だと、バレエで”Demi-pointe” があります。フルのポイントじゃなくてデミ(つま先だけフレックスする)ポイント(おフランス語読みだとポワント)という使い方。

Demi はあまり単語として使われる数は多くないので、僕がパッと思いつくのは、Demi-Pointe と Demi-God だけですw

ギリシャ神話などがテーマの映画だと、このデミゴッドは良く聞きます。


さて、その Maui なのですが、Demi-God なのでいろいろと超人間的なことができます。

その一つが、Shapeshift =姿形を変える→変身です。X-Men では Raven (Mistique) が得意ですよね。

で、その Shapeshift ができる人は「Shapeshift-er」です。~が出来る、~する、という言葉の語尾に-er を付けることで「それができる人」「それをする人」、って言い方はすごく多いです。

play → player

 fight → fighter など。


~をする人、というか、~な人、という表現だと、-er以外には、-ist とかもあります。

ego → egoist 

style → stylist 


さて、

その Shapeshift の能力ですが、変身されたほうは騙されたり、戸惑ったりと混乱するので、手品的な「トリック」の技とも取れます。

日本語で使うと、元々の英語の意味とぜーんぜん違ったりすることも多いですが、この「トリック」は例外。

元々の "trick" もほぼ同じ意味。


そして、そんな Shapeshift などの Trick ができる Maui のことを、Grandma (the Village's Crazy Ladyですねw) は「Trickster」と、冒頭の昔話(伝説)語りの最中に表現します。


お星さまの Star ではなく、-ster です。

発音も微妙に違いますので、ご注意を。

~する人、の表現もいろいろありますね。Trick の場合は Tricker (あまり一般的ではない) でも Trickist でもなく、Trickster  になるんですよね。


そして、似た表現として。

今の世の中、女性だ男性だと二分してしまうのは憚られますが、あくまで歴史的な単語の表現として、多くの言語に女性形と男性形があります。

(元々、英語の Gender という表現は、言語(文法)としての女性形・男性形の意味で使われていたのが起源でもありますが。)

例えば、司会=MC などの Master of Ceremonies の Master 。


歴史的・言語学的根拠というより、そうなってるよねー、ってぐらいの感覚ですが、Master (若しくは Mister) の女性版は Mistress。

Master/Mister と Mistress だけ取ると分かりづらいですが、「校長先生」の Headmaster / Headmistress での使い分けだとああそうか、となります。(ハリーポッターシリーズで使われてますね)

なお、Mistress だけで使うと、不倫している女性的な意味も加わってきたりもありますが、マレフィセント2 の副題「Mistress of Evil」では全くそういう感じはないので、時と場合と使い方によって意味がいろいろあるということかと。


この言い方だと、男性の場合には-ster 女性だと -stress。

あんまり多くはない気もしますが、例えば、Seamstress は主に女性のお針子さん。

と、なると、男性は Seamster と言いたくなりますがw これもあんまり使わないみたいで、文化的な差(それこそジェンダー格差)からか、男性だと Tailor と言われることが多いみたいです。

でも、お針子さんとテイラーさんでは仕事内容に少し違いがありそうですが。

その辺も、女性と男性でのこれまでの雇用に差があるということなのかと。


なお、初めにお話ししたデミゴッドなんかのGodも、女性形はGoddess。なお、女神様には Deity という全く別の言い方も。

この Deity はあまりジェンダーは気にせず、女性的男性的中性的その他的w とにかく超人間的で、神話とか伝説で語り継がれている神様を表現します。

なので、God とGを大文字にして書いた時の、いわゆるキリスト教、ユダヤ教などでの「神」のことは通常 Deity とは言わないですね。


さて、Moana に於いて、その Deity は他でもない Tefi-ti です。

命を創造する力 To create life itself を持つのは、人では、これはやはり最終的には女性ですしね。もちろん男性が居ないと始まらないことでもありますが。

ということで、テフィ・ティは見た目もそのまま女性的な姿かたちの神として描かれています。


話を戻して。

~する人、~な人、という表現でも、もっと言うと全部そうなんですけどw 英語ってすごくイレギュラーが多いので、正直、覚えるしかない、って部分が大です。

言語学的に法則があるなしはともかく(そういう文法を掘り下げる理解の仕方って、実践ではあまり役に立たないので)、ただ、似たような例はいくつもありますが。

他にも、Duke/Duchess とか。

スチュワーデス物語の Steward/Stewardess なんかはもうNGワードっぽくなってて、Flight Attendantということで男女その他のジェンダーを問わず当てはめられる単語を使うのかな。

Princess は劇中ネタに使われちゃってますけど、男性形がPrinceっていうのはもう英語の歴史からも変わらなそうですが。

男性女性を問わない言い方… a member of Royal family とか?w


↑上の例のひとつ、校長先生で言えば、Principal という言い方だと男女同じ。どっちかというと北米で良く使うのかな。


日本語って、単語そのものはジェンダーニュートラルというか、別にいちいち単語に女性形男性形はあまりないんですよね。

(英語にはありませんけど、ドイツ語フランス語スペイン語辺りだと、本来は性別が無いものにも性別割り当たってたりしますよね。太陽=男性 月は女性とか。)


今後、英語でも性別を問わない表現がもっと増えてくるんだと思います。

モアナの住む Motunui も、リーダーは Chief ですし、お父さんであれモアナであれ、男女問わず村のリーダーになれる、別に表現変わんないシー。いいことです。


その分、日本語って話し方・語尾・トーン・表現では女らしい・男らしい話し方とか、男女を区別する点がすごく多いんですよね。話し言葉を文章にしたら、男っぽい、女っぽいという話し方はすごくはっきりします。

英語は、そこが逆。文章にして読んでしまうと、話し手が女性か男性かは比較的分かりづらいという。


それも、言語が文化に根差しているからですよね。


とりとめが無くなりましたが、今回はこの辺で。



So let's wrap up today's entry. 

Give it up and try to remember each word!lol

言語の習得って、近道ないんです!そこはもうあきらめて、コツコツと丁寧に学びましょう!


See you on the next article!