2021年6月25日金曜日

Spoiler Alert!: ARRIVAL

※ネタバレ注意※

ストーリーそのものの解説はありませんが、文章の中でネタバレする部分もあります。

まだ映画を観ておらず、ネタバレを避けたい方は、映画視聴後に当ブログ記事の閲覧をお願いします。 




今回は、2017年公開の映画、「メッセージ」から、英語を学ぶと言うよりは、ほぼ、レビューです。

感想を英語も交えて書いたので、そこで様々な表現を英語で学んでゆきましょう!


The original title is "Arrival."

When I hear the word, the first thing that comes to my mind is one of the famous ABBA's albums.

ですが、これは、あのABBAと、この映画には全く関連はありません(笑)

別Sci-Fi映画の「オデッセイ (原題 the Martian) 」ではとても効果的にABBAの曲が使われていましたが、そういう捻りも関連も、この映画はABBAとは、全くありません。ってそんなに何度も言わなくてもいいんですが。


さて。

The Japanese version of the title isn't so bad this time. This movie IS about messages, in a way.

ですが、映画の原題の意味も重要です。

その前に、原作なのですが、さらに題名が違います。


The movie "Arrival" is a film adaptation of a novella: "Story of Your Life" by Ted Chiang. 


Story of Your Life. 


敢えて日本語には訳しませんが、そういうことです。

Then, with the film adaptation, the creators changed the title to "Arrival".


残念ながら、まだ原作の短編を読んでいません。

ただ、この題名の違いが、この映画を観た時に違和感を感じるか、納得するかに影響してくる気がします。

When I was focusing too much on the "arrival" of extraterrestrial, and the Sci-Fi aspect of the movie, I didn't feel the story made a good sense. I'll explain it in details later in this article.



The heroine, the protagonist is Dr. Louise Banks, and she is an acclaimed linguist, played by Amy Adams.


出ました、エイミー・アダムズさん。


よく、「誰が出演してるの?」「~が出演する映画だよ」といったことを、

"Who's starring (in the movie/film)?" みたいに表現します。

or maybe simply saying "... was in the film" でもいいのかもしれませんが、ただ、「~の映画に居た」っていうだけの表現に聞こえるのかも。

出演していた・その映画に役者として出ていた、という意味を込めるのであれば、is starring, was starring 一択で、迷わず言うのが楽です。


人の好みはいろいろだと思いますが、

In my opinion she really is a great actor. She maybe is too good to be praised as a big, fancy star (she is, though) since her acting is truly remarkable and so natural and effortless to the point that we forget it's Amy playing a role, and we almost think that she IS that character herself. 

(映画全体の評価がどうあれ)いつもですが、アダムズさんの演技は、今回も素晴らしいの一言。


宇宙からやってきた物体と何らかの方法で意思の疎通を図るために、彼女は言語学者(コミュニケーションのスペシャリスト)としてアメリカ軍から協力を要請される… という内容。


This reminds me of another movie (and a novel), "Contact".


コミュニケーションの手段や舞台設定は全く違いますが、どちらの映画も結果として辿り着くところは、少し似ている気もします。


台詞の一つ一つなどを書いてしまうと詳しい内容が分かってしまいそうなのでそれはしませんが、この映画で一つのテーマとなるのが「言語と思考」です。


というか、多分、言語≒文化 と捉えると、確かに文化と考え方って関係するよね、という感覚でしょうか。

ある言語を話す人は、その言語特有の思考をする、と。


あまり納得できなかったのがまずこの点ですね。

母国語であれば、確かにその言語に考え方・思考は左右されるとは思うのですが、

一般的には、新たに外国語を学んでも、思考そのものがその外国語に変化はしないような気がするんですよね。

その外国語特有の思考を「あぁ、そういう見方をするのね」と客観的に理解はできるようにはなると思いますが…

そこが引っ掛かった点の一つでした。


And that part is where I first did NOT like this film on.



映画公開当初、

某お菓子「ば〇うけ」が飛来してきた、

とか

XXがXX吐いてるだけやん、

とか (ある意味そう見えるかも…)

いうレビューもあり、映画館では観なかったことを、今では少し後悔しています。


原作のタイトルを知ってから、感じ方が変わりました。


Now, this is one of my all time favorites.

First, the sound and the visual are simply stunning. I wish I experienced this movie in an IMAX theater.

Second, the acting of the main characters are (as always) superb. especially Amy and Forest.



冷静に考えれば、「えー、そんなの無理やーん」とか「あり得ないでしょ」と思うところは多々あります。

リアリズムを求めると、SF映画はどれもそんなものかもしれません。

この映画の良さはそこではないと思います。

エイミー・アダムスさん扮するバンクス博士の勇気と決断に、僕は心を動かされるのであって、多少のつじつまが合う合わない、とか、現実的にあり得るかどうか、は、この映画のテーマとしては、あまり問題ではない気がします。


In the end, both titles "Arrival" and "Story of Your Life" might mean the same thing, or at least, deeply connected and intertwined in the story. 

And "Arrival" also was the "departure" in this film in a way.


多分、映画館で観ていたら映像と音の凄さに全部持っていかれていたかと。

それぐらい、いい映画だったと思います。



感想ばかり書いていてもつまらないので、最後にこの映画から英語表現をひとつだけピックアップ。


”It reads …"


どのシーンでバンクス博士が言っていたか思い出せますか?

サラッと言うので、聞こえていても気が付かないかも?



この表現は、読み方(呼び方)を説明する時にとても重宝します。


例えば、「タカユキ」と片仮名で名前を書いた時、

"It reads TA KA YU KI."   

タカユキ、って読むんです、と日本語が読めないけれど英語が通じる人に

説明する時に使えます。



この文字はこう読むんです なら

"This letter reads ..."


~の音声での読み方、を表現するにはうってつけです。


読み方そのもの、というより、こんな内容だよ、という時には、

It says... という言い方も有効。

I think the two are interchangeable to some degree, though


It から reads の音の繋がりがちょっと大変ですが、そこは焦らず急がず端折らずゆっくりしっかり発音しましょう!

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